本物のコーヒーとは何か──豆の声と職人の技、究極の選択

皆さんこんにちは!五反田面接官「宮本」っす!

入社して早9年。気が付けば【タレントケアマネージャー】という良く分からない役職になりました(笑)
収入は上がっても生活水準は変わらず貧相に暮らしております。

そして実はかなりのコーヒーマニアなので、今回は「本当に美味しいコーヒーとは!?」をテーマに書いてみます。

目次

シングルオリジン vs ブレンド

本当に美味いコーヒーとは?
コーヒーマニアの間で永遠に続く議論のひとつが、「シングルオリジンが至高か、いやいやブレンドこそ職人の技が光る」というテーマです。

日々カッピングを繰り返し、浅煎りから深煎りまで試している人達なら、どちらにも魅力があることは存じてますよね!?
でも、あえてこの問いに深掘りしていきましょう。

本当に美味いコーヒーとは、どちらに宿るのか。

シングルオリジン ─ 産地の声を聴け

シングルオリジンは、単一の農園、あるいは地域・品種に由来するコーヒー。その魅力は何と言っても「テロワール」がダイレクトに味に反映される点です。

たとえば、エチオピア・イルガチェフェのウォッシュドなら、柑橘系の酸味とフローラルなアロマが特徴的。一方、グアテマラ・ウエウエテナンゴなら、チョコレートのような甘みと丸みのあるコクが楽しめる。

この【個性】こそ、シングルオリジンの真骨頂。

まるでワインのように、栽培された土地の気候、標高、土壌、そして精製方法までもが風味に深く関与する。つまり、コーヒー豆そのものの「素のポテンシャル」が問われる世界だ。

ブレンド ─ 職人技の結晶

一方で、ブレンドには「設計思想」がある。
複数の産地や品種を組み合わせ、ひとつの完成された味わいを作り上げる。

その中には、酸味・苦味・甘味・コクのバランス、後味のキレ、さらにはミルクとの相性まで計算されたものもある。

例えば、深煎りのブラジル豆で土台を作りつつ、ケニアの鮮やかな酸味をアクセントに加え、そこにスマトラの重厚なボディを足して……といった具合に、ブレンドは“味の建築”とも言える。

これは、焙煎士やブレンダーの経験と感性に大きく依存する芸術だ。

結局どっちが美味いのか?

それは、「あなたが何を求めているか」による。

シングルオリジンは“素材の声”を聴くためのコーヒー。
豆ごとのストーリーを感じたい、あるいは特定の風味を追求したいなら断然おすすめ。

一方、ブレンドは飲むための完成品。
毎朝、安定した味を求めるなら、良質なブレンドに勝るものはない。

そして本当のマニアなら、きっとどちらも試しているはずだろう。

今日はイルガチェフェの明るさを楽しみ、明日はエスプレッソブレンドの重厚な余韻に浸る。そんな気分で選ぶ自由こそ、我々コーヒー狂に与えられた最大の贅沢かもしれない。

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この記事を書いた人

自分で言うのも何ですが、仕事に一筋の真面目漢です。今後はより高みを目指す為にも日々読書に勤しんでおります。趣味は食べ歩き、車です。

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