こんにちは。横浜エリア店舗運営スタッフのうっちーです。
執筆時点の現在は8月。例年通りといいますか、毎日尋常ではない暑さで参ります。こうも暑いと折角のお休みでも外出するのが億劫になりますよね。
比較的外に出ようと決めている自分も、気が付けばエアコンのついた部屋に籠り休みが終わります。
そうなると、必然的に余暇の過ごし方もインドアで行えるものにシフトしていくもの。そんなわけで最近は、折角契約しているから!と、アマゾンプライムやネットフリックスで映像作品を見ることが多くなりました。
『地面師たち』がめちゃくちゃ面白かった

好きな作品を見返したり、話題の作品を見たりしていたのですが、その中でも一際面白かった作品があります。『地面師たち』です!
めちゃくちゃ話題になっていた当時はネットフリックスを契約していなかったのですが、契約している今、本当に今更なのですが視聴しました。この作品、本当に面白かったです。そら話題になるわ!と納得しました。
散々語りつくされているとは思うのですが、個人的に良かった点をピックアップして挙げていきます。
描写のリアリティがとにかくすごい

細かな仕草や描写が素晴らしく、静と動の使い分けが見事です。特に、陰鬱な表現に対する正確さが本当に素晴らしい。いくつか例を挙げます。
辻本がホストへ潜入した場面
気弱な中年男性を装って面接を受けに行くのですが、いわゆる弱者の造詣が素晴らしい。視線のうつむき加減、定まらなさや、変に誇張したどもりでなく自信のなさがわかる覇気のない発声。間違いなく性格に合わない無謀な夢を見がちというちぐはぐさ。残酷すぎるほどリアルです。フィクション的弱者の描き方じゃない。
坂本の覚せい剤の摂取シーン
裏社会をテーマにした作品では薬物描写がつきものですが、分かりやすく安易な薬物中毒表現でなく、徹底的にリアル。腕を抑えて血管を浮かせるのも凄いこだわりです。
陰鬱な表現に対する正確さが、いざ映像作品的な誇張表現を用いた時に盛り上がりを強調しています。基本的に余計なノイズになるような表現は控え、リアリティを重視するからこその良さ。作品の世界観に引き込まれますね。
元ネタ事件の異常性とリアルさ

地面師たちは、実際に起きた『積水ハウス地面師詐欺事件』を基に制作された作品です。2017年と比較的近代かつ、誰もが知る大企業を相手に起きた詐欺事件。
フィクションとしか思えない話の本筋と登場人物のほとんどに元ネタがあり、セミフィクションであるという異質さ。作品化できるほどの規模と手口が現実で行われていたのですから衝撃です。
「地面師たち」という作品抜きに、事件の詳細や記事を読んでも面白いと思います。
家に籠って見る価値あり。※ただし誇張は一部あり(笑)
色々書き連ねましたが、要は滅茶苦茶好みの話でした。たまには家に籠って作品鑑賞で過ごすのも悪くないなと思わされます。
ちなみに、一つ流石に誇張しているなと思ったシーンがあります。それはデリヘルドライバーの仕事シーン!!
店からの電話も女性も、今時あんなに口の悪い方はいません!!至って普通のお仕事なので、求職者の方は安心してください!!本当に!!




