【冬の音楽旅行】寒い曲で真冬にどっぷり浸ろう

システム開発チームのSasamiです。

昨年は異常な暑さが続いた関係で紅葉期間も例年より遅く、そして短かったです。まさに秋を感じる間も無く冬が来たという感じです。

四季折々の日本と言いますが、気温の移り変わり的にはもはや夏と冬しかないのでは・・・と感じる今日この頃です。

目次

寒い曲を聴こう

先日カラオケバーに訪れました。とても楽しい空間でしたが、一緒に行った友人(ボイストレーナー)の歌がうますぎて、彼の後に歌う気にはなれずひたすらお酒だけ飲んで帰ってきました。

と、私の話は置いといて世間は新年会シーズンです。仕事・プライベート問わず二次会でカラオケに行く機会も多いかと思います。夏フェス常連のバンドの曲で盛り上がるのもいいですが、この時期だからこそ寒い曲を聴くのはどうでしょう?

寒いと言っても、揶揄的な「サムい」「スベってる」という意味ではなく、聞いたら-2℃くらい気温が下がるんじゃないのか、という心情的に寒さを感じる曲です。綺麗な旋律の中に儚さを感じる楽曲が多いイメージです。

暑い曲と寒い曲

そもそも暑い曲と寒い曲の違いはなんでしょう?

音楽的に言えば調とリズムの違いがあると思います。暑い曲が長調で明るい雰囲気なのに対し、寒いと感じる曲は短調でどこか陰のある雰囲気を漂わせています。

また、レゲエのような暑い曲は裏拍リズムに重きを置き、いわゆるノリを重視している点も違いかと思います。

私は東北出身なのですが、昔とある音楽事務所で楽曲制作の仕事をしていた際、「東北より上の(寒い地域)出身者の書く曲には美メロが多く、良い意味で寒さを感じる」と社長からよく言われていました。

寒さを感じる楽曲代表として北欧の音楽が挙げられますが、上記の話はあながち間違いではないのかもしれません。北欧も実際極寒ですし、寒い地域で暮らした経験や知識が意識せずとも音楽に反映されているのではないでしょうか。

夏フェス常連バンドと言われると、楽曲を聴く前から暑そうな曲が多いんだろうなと感じます。逆に、激しいロック調の曲でも北海道出身なんて言われると何故か寒さを感じるアーティストも存在します。

こうした、いわゆるプラシーボ的な違いも影響しているのではと思います。

北欧音楽がオススメ

上で挙げた北欧の音楽はまさに寒さを感じるにはぴったりです。

北欧トラッド

何と言ってもまずは北欧トラッド。北欧の民族音楽で、一般的にはケルト音楽と言われています。(厳密にはトラッドとケルトの関係はややこしいらしいのであまり深くは言及しません)

日本コンテンツでケルトらしさを感じるといえば、ファンタジー世界のアニメやゲームの酒場で流れているような曲というとイメージしやすいかもしれません。

ただ本場の北欧トラッドを聴いてみてください。あの妖しさや独特のスケール展開は、まさに北欧の美しい広野を感じさせます。あ、北欧に行ったことはないです。

クラシック

そして、クラシック業界からも紹介。ジャン・シベリウスでヴァイオリン協奏曲。シベリウスの代表曲はどれを聞いても激サムです。(褒めてます)

このヴァイオリン協奏曲第一章の冒頭では、ソロ・ヴァイオリンが美しい旋律を奏でますが、その部分に対して「極寒の澄みきった北の空を、悠然と飛ぶ鷲のように」とシベリウスは言い残しているそうです。シベリウス自身が寒さを感じながら書いた楽曲なのかもしれませんね。

北欧メタル

最後に、北欧といえば外せない北欧メタル。

フィンランドのChildren of BodomやスウェーデンのYngwei Malmsteenを筆頭に「北欧メタル」というひとつのジャンルとして確立しているくらいの人気です。

特徴としてとにかく速い・激しい・なのに神々しい。また、突き刺さるようなシンセサウンドや温かみのかけらもないデスボイスも多用されます。それでいて旋律は美しく、神々しいのだから寒い曲好きには堪りません。

ただし会社の忘年会や新年会のカラオケで歌うとアグレッシブすぎて違う意味で寒くなるかもしれません笑

こんな時期だからこそ、寒い曲を聴いて一緒に真冬を感じませんか。

そうすることで、暖房の効いたぬくぬくの部屋で鍋をつつく、といった寒い季節の小さな幸せをより噛みしめられることでしょう。

 

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この記事を書いた人

Sasamiです。音楽活動の傍らアルバイトとして入社したのが始まりでした。しばらく会社を離れていましたが、この度開発チームの一員として舞い戻ってきました。好物はお酒とギターです。

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