【プリウスのオーディオ改造DIY講座②】バッフル交換だけで音の飛びや立体感が変わる

横浜エリアドライバーK.Tです。
前回『【プリウスのオーディオ改造DIY講座】いろいろ試して音の変化を感じられるのが面白い』の続きになります。

目次

バッフルの取り付け

前回の最後でスピーカーユニットを取り付けるためのバッフルが重要と書きました。

バッフルとはスピーカーユニットをドアの鉄板に装着する際の土台というかスペーサーです。内張りの中に入るのでインナーバッフルと言います。

こちらです↓↓↓

これをドアの鉄板にねじ止めして、この穴にスピーカーユニットがカポッとはまるわけです。

この市販のものでも十分いい音がするので、何も疑わずに今まで聴いてました。

しかし、今回DIYで取り付けするにあたって、それはもういろいろなサイトやブログを読み漁りました。

その中のである人のブログに「バッフルの裏側はテーパー加工しないとスピーカーがスムーズに動きませんよ」と書いてあり、記事をよく読むとなるほどと腑に落ちました。

スピーカーコーンが前後に動き、空気を引いたり押し出したりして音を出してるわけですから、この空気の動きを邪魔したくないんです。

バッフルは厚みが2.5㎝ほどありますから、短いとはいえ土管状になり、空気が抜けにくくなります。

そのために、バッフルの穴を後ろにいくほどラッパ状に広げて、空気をスムーズに抜けるようにしましょうってことが書いてありました。理にかなってる気がする。

いいものはすぐにでも試したい。市販の木製バッフルを削ってテーパー加工しようか、いっそのこと自作しようかと考えましたが、道具もないしなかなか手を付けられませんでした。

そんなある日、ネットでいろいろ見ていたらある市販バッフルが目に止まりました。メタル製で剛性もあるのに、スピーカーユニット取り付け部分が薄く、裏側もガバっと広がってる。

「これいいんじゃない!」と思い買ってみることにしました。

届いたバッフルにスピーカーユニットを付けて、裏側から見ると文句のないぐらいスムーズに空気が抜けそうな感じに。

早速、今付いてる市販バッフルと換えました。

これが効果てきめん。音の飛びや立体感が全然違ってる。なおかつ、いまいち足りないと思ってた分厚い中低音が出てきます。

今まではスピーカーの能力が発揮されてなかったのに、いい音だと思い込んでたんですね。鳴らしきれてないってやつです。恥ずかしい…。

トライ&エラーを繰り返しながら

こんな感じでウーファーは付いてます。この赤いのが件のバッフルですね。

内張りのスピーカーグリルは、音の邪魔になるのでカッターでサクッと切ってしまいました。

スピーカーと内張りの隙間に音が回り込まないようにと、スピーカーをスポンジでぐるっと囲うのがセオリーみたいに言われてますが、これもやらない方がいいんじゃないでしょうか。スピーカー前面の音を吸ってしまってよくないです。

スピーカーの裏側はすぐにドアの鉄板ですから、ここに裏側から出た音がぶつかり跳ね返ってきます。なのでここには「レアルシルトディフュージョン」という積水化学から出てる吸音拡散材を貼ってます。固いスポンジ状で板チョコみたいな形をしてます。

ドアの制震は平らな広い面に適当に制震材を張ります。ドアの鉄板なんかそうそうビビりませんから、そんなにがっつり制震しなくてもいいかなと思います。

プリウスのサービスホールは大小2つあいてるのですが、大きいほうだけ塞ぎました。

アルパインから車種専用のパネルが出てるので、これを使ってます。

これも全部塞ぐと音が詰まった感じになるし、両方あいたままだとベースの音がボケボケになるしで、いろいろ試した結果大きいほうだけ塞ぐことにしました。

この辺は車種や機材によって条件が変わってきますので、もういろいろ試しながらやるしかないですね。

続いてドアの内張。私の場合は、ここはもうがっつり制震、吸音、防音します。内張は結構ビビりますし、ここをしっかりやればスピーカー裏の音は前に出てこないと考えてるからです。

制震材は張れるところはすべて張り、吸音、防音用に綿などをぎゅうぎゅうに詰め込みます。

ここまでやればドアは共振せず、スピーカー前面からの音だけがきれいに出てきます。これでフロントステージは取り付け完了です。

サブウーファーの設置

続いて、低音を大きく鳴らしたいのでサブウーファーを設置します。ドアウーファーでは鳴らしきれない低音を補うためですね。

カロッツェリアの「TS-WX1010A」です。アンプが内蔵されたパーワードサブウーファーってやつですね。

こんな感じでエンクロージャーに入って完成品として売ってますから、配線してラゲッジルームに固定するだけ。

これで機材のセッチングは完了。ここから音の調整に入っていきますが、次回にしたいと思います。

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この記事を書いた人

ドライバーのK.Tです。50代前半、元ダンプの運転手です。無理はせず自分のやる事を当たり前にやる。そんなスタイルで淡々とやってますが、大変居心地がよくもう数年近くお世話になってます。

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