こんにちは。システム開発チームのSasamiです。
音楽とプログラミング
現在、私はシステム開発チームとして、主に社内システムの開発・運用・保守に携わっています。
風俗業界もIT系も初めての経験で、最初は右も左もわからない状態からスタートしました。しかし、日々勉強を重ねながら、自分が書いたプログラムがグループに貢献し、他のチームから感謝された時は、とても嬉しい気持ちになります。
過去のブログでも話している通り、実はこの業界に入る前は音楽業界で活動していました。学生時代からバンド活動に勤しみ、大学卒業後は作曲家として事務所に所属し、楽曲制作に励んでいました。(正直あまり食えてはいませんでしたが・・・)
そんな私がなぜ、音楽業界から全く異なるシステム開発の道に進んだのか疑問に思われるかもしれません。しかし、個人的には作曲とプログラミングは非常に似ていると感じています。
実際、私の周りの音楽仲間たちの多くも、プログラマーとして活躍しています。現代の作曲方法の主流は、コンピューターを使って音楽をプログラミングすることです。
今回は、そんな作曲とプログラミングの類似点についていくつか紹介したいと思います。
作曲とプラグラミングの共通点
創造力⇔論理的思考
作曲において、美しい旋律やハーモニーを生み出すためには、(稀にいる天才を除き)音楽理論や構造を理解することが不可欠です。一方で、その理論を駆使して新しい表現方法を模索するのも作曲家の役割です。
同じようにプログラミングでは、問題解決のためのアルゴリズムやデータ構造を論理的に設計する必要がありますが、その中で新しいアイデアを取り入れることでより効率的なシステムを構築することができます。
感情表現⇔実践
作成された楽曲やプログラムは、当然ですが実際に演奏や実行がなされます。
作曲においては、演奏する人の表現やパフォーマンスがとても重要です。同じ楽曲でも、演奏者ごとの感情や技術が作品に大きく影響を与えるため、その演奏が作品の魅力や意図を最大限に引き出すことが求められます。
プログラミングにおいても、コードを実行する環境やユーザーの操作によってその挙動や効果が大きく変化します。プログラムがデバイス上で実行される際には、ハードウェアやソフトウェアの性能、ユーザーの操作によってその性能や使いやすさが左右されます。
試行錯誤⇔修正
作曲やプログラミングをしていると、最初から完璧な楽曲やコードを生み出すのは難しいですよね。実際作曲家もプログラマーも、試行錯誤を繰り返して理想の結果を出しています。
作曲家は新しい曲を作るとき、様々な旋律やハーモニーを試します。最初のアイディアが必ずしも正解でないことも多々あると思います。そうした中で、ああでもないこうでもないと言いながらブラッシュアップを重ね、一つの楽曲が生み出されます。
同様に、プログラマーもコードを書いてはテストし、修正を繰り返します。最初に書いたコードが完璧であることは稀で、何度も改善を重ねていくことで、より効率的で正確なプログラムが完成します。
また、どちらもとある部分で行き詰まった際に、気分転換をしてみたり、一日離れてみたりすると、頭がリフレッシュされてすっと問題解決のアイディアが浮かぶことがある点も非常に似ています。
数学的要素⇔感性
過去のブログでも触れましたが、音楽には思わぬところに数学的な要素が隠れています。音楽理論や音階は、実は簡単な計算式で表すことができるものが多いです。これはまさに、決められた数式や公式を駆使したプログラミングと酷似します。
また、作曲中どのコードやリズムを選ぶかは感性によるところが大きいですが、プログラミングでも作りたいシステムに応じて、テンプレートエンジンやライブラリから適切だと思うものを選択する必要があります。
そして、作曲においてよく耳にするフレーズやメロディは、「あれ、これどこかで聞いたことがあるような…」と思うことがありますが、これはプログラミングにおいても、「あれ、このコードどこかで書いたことがあるような…」はあるあるです。
新たな道への転機
このように音楽とプログラミング、まったく異なる分野のように思えますが、実は深い関連性があると私は感じます。感性や経験が、どちらの世界でも重要な役割を果たしています。
私がシステム開発の道に進んだのは、独学でプログラミングを学んでいる際にこの類似性に気付いたのが始まりでした。
しかし、今の私がここまで成長できたのは、同じ開発チームで働く仲間たちのサポートがあったからです。
ユメオトグループには、素晴らしい仲間たちがたくさんいます。彼らとの協力や励ましは、私の成長にとって欠かせないものです。
作曲とプログラミングという分野に焦点を当てましたが、もちろんそれ以外でもこれまでの経験が思わぬところで役に立つことがあります。異なる分野の経験やスキルが、新たな道を開くきっかけになることもあると思います。
もしかしたら、第二キャリアの参考になるかも!?
新たな挑戦に向けて、自分の経験や興味を活かすことは、素晴らしい未来への第一歩になるかもしれません!