マーケティング事業部のsimeです。
店名が気になってしょうがないラーメン店
以前から気になっていたんですが、近所に『オタクが作るラーメンは異世界でも通用するらしい。』っていうラーメン屋があるんですよ。
敷居が高いのか低いのか、ちょっとよくわからない店名ですが、せっかくなので1度は行ってみたいと思っていました。
しかし意外と(失礼)人気店なのか、閉まる時間が早くて、なかなか行くタイミングがありませんでした。
店の前を通るたびに、今日も閉まってる、今日は空いてるけど、自分がラーメンの口じゃない…、なんて日々を繰り返し、半年以上が経過してしまいました。
でも、気づいたんです。食べたかったら普通に早い時間に行けばいいだけだと。
なんとなくですが、個人的にラーメンって夕食のイメージで、あんまり昼時に食べたくなることがなかったんですが、早めの晩御飯ってことで遂に食べてきました。
実は、ちゃんとしたっていうのも変だけど、本格的なラーメンを食べるのは1年ぶりくらいでした。嫌いなわけでもダイエットしているのでもなく、ただ機会がなかっただけですが。
ラーメン×オタクの化学反応?
ひさしぶりということもあって期待に胸を膨らませて、異世界に足を踏み入れました。
通称『オタ異世』というらしく、店内のあちらこちらにフィギュアが飾られていて、テレビではガンダムの再放送?が流れています。中央の平テーブルには箱に入ったままのフィギュアが祭壇のように山積みされています。
言葉にするとオタク感満載ですが、実際はそれほど激しく主張しているわけではなくて、むしろ落ち着いた佇まいです。フィギュアを箱から出さない辺りは、オタクとしてのリアリティを感じますが。
店名のインパクトに引っ張られて、肝心のラーメンについての事前情報をほぼほぼ仕入れることなく、お店に直行してしまいましたが、メニューを見るとどうやら「鶏そば」がお店のイチ推しで、脇を「煮干しそば」と「清湯」が固めているといった感じの配置。ほかにも「泥味噌」や「限定C」なんてのもありました。
初回だったのでオーソドックスにイチ推しらしき「鶏そば」と券売機の目立つ位置にボタンのあった「煮干しそば」を連れと2人で注文。
出来上がるまで、店内テレビでやっている『ガンダム00』をぼんやり眺めながら待つことに。
だいぶトリッキーだけど味は◎
待つこと10分、やってきたのは予想していたラーメン像とは大きくかけ離れたものでした。といっても別に悪い意味ではありません。
「鶏そば」はいわゆるラーメンなジャンク感が全然なくて上品な見た目、スープが濃厚でポタージュっぽい白湯スープ、ちょっと洋風な印象です。
煮干しそばのほうは、これまた全然印象が違くて、見た目は上に乗っている岩海苔で真っ黒、そしてスープがありません。今時の煮干しラーメンってこういうのが主流なのかもしれませんが、ここんとこラーメンから離れていたためわかりません。
で、肝心のお味ですが、当然ですが美味しかったです。「鶏そば」は見た目以上の粘度で、まるでクリームシチューのようでした。「煮干しそば」のほうはというと、もうそのまんまの煮干しでした。ただ具材が基本的に海苔と刻み玉ねぎと、メンマが少々だけなので、煮干し愛がないと後半寂しくなるかも。味玉とかトッピングするのがオススメです。
店名に偽りなく、確かに異世界でも通用しそうな美味しさでした。そして店名同様、ラーメンもかなりトリッキーです。先にも書きましたがラーメン食べるのが1年ぶりだったもので、ちょっとトリッキーすぎたかもしれません。確かに美味しいラーメンなんですが、「ああーラーメン食べたー」って気があんまりしないんですよね。なんか美味しいも食べたのは間違いないんですが…。
初心者向けのラーメンというよりは、毎週のようにラーメンを食べ続ける、いわゆる黒帯のラーメン有段者をうならせるようなラーメンなのかなって思いました。「よしラーメンでも食べよう」っていうライト感覚て食べるには、ちょっと異世界すぎたかもしれません。
で、実は近くにもう一軒『北斗辛麺JAGI』っていうラーメン屋がありまして、北斗の拳リスペクトなラーメンみたいなので、そこもいずれ!