システム開発チームの飯豊です。
今回は今まで旅してきた中で、特に島旅で再び行ってみたい5つの島を厳選してみました。
1.【波照間島】星空に一番近い島
星空好きにとっては、必ず行ってみたい島が沖縄・八重山諸島の「波照間島」でしょう。
特に冬から初夏の季節が狙い目。その時期は南十字星が見れる(かもしれない)!
波照間は、「果てのウルマ(珊瑚礁)の島」が名前の由来らしい。有人島としては日本最南端の小さな島で、自転車をレンタルすれば、島中、どこでも行きたいところに行ける。どこにでもあるような高級ホテルがないというのも魅力。
高級リゾートホテルなんかは、どこに行っても特長がなく、行き届いたサービスや設備なんかが逆につまらない。古くからの民宿に泊まるほうが、人との出会いもあり、ちょっとした不自由さに居心地の良さを感じる。都会的でないところが楽しく、波照間を満喫できる。
夏に行ってしまうと、暑すぎてビーチにいるのも危険な日差しなので、夏のビーチは早朝が良いかな。
特にニシ浜は遊泳可能で、白い砂浜と碧い海が綺麗なビーチスポット。海に入らず眺めているだけでも満足。
星の砂が目当てならペー浜に行ってみるのも良い。透明度が高い海でのスキューバダイビングが、ほぼ1年中できるのも魅力。
夜は、島の南側の高那崎あたりでアウトドアコットに寝そべって、満点の星が煌く空を眺めるのが最高に贅沢な時間。綺麗すぎて日が昇るまで星空を見てしまう。
酒好きなら、日本最南端の酒造所「波照間酒造所」で造られる幻の酒「泡波」を楽しみたい。手作りの「泡波」は量に限りがあるらしく、島外ではあまり見かけないため幻の酒と言われているらしい。
2.【小笠原諸島】独自の生態系をもつ東洋のガラパゴス
小笠原諸島といえば、東京から船で約24時間もかかる絶海の孤島。しかも、船の便数が限られているため、行って帰ってくるのには約6日間を要する。天候によっては欠航になるときもあるので、海が穏やかな季節に行くのが良さそう。
以前は夏の暑い時期に行ったけど、次に行くなら海温が下がる冬あたりがいい。20℃以下程度の涼しい季節に行ってみたい。
小笠原は、固有の動植物、鳥や昆虫、カタツムリなどを観察するのにハイキングで楽しむのが一番。
前回行ったのは夏だったので、森の中を歩くには暑すぎた。次回は涼しい季節に行くのが良さそう。父島や母島の森や山を歩いて、普段見ることのできない自然を鑑賞するには冬のほうが良かったと思う。
あと、冬の小笠原諸島は実はスキューバダイビングをやるにも絶好の時期。水温は10℃台で寒いけど、父島の特に「鹿浜」あたりは、シロワニ(サンドタイガーシャーク)が繁殖活動のためにやって来る時期なので、高確率で遭遇できるらしい。
また、海のキング・ザトウクジラも冬。子育てのために小笠原にやってくる時期を狙って、海の中から親子クジラを見てみたい。
3.【青ヶ島】日本一上陸困難な絶海の孤島
青ヶ島全体が火山の火口で、非常に珍しい二重のカルデラ火山の島。青ヶ島は今のところほとんど観光地化されていないのが良いところ。
青ヶ島での楽しみといえば、島散策のあと、居酒屋で味わえる島料理やサツマイモから作った焼酎「あおちゅう」。そして宿に泊まらずテントで過ごして、夜はウイスキーを飲みながら星空を眺めるのが最高のひととき。キャンプ場近くでは地熱を利用したシャワー付きサウナや、地熱釜での蒸し料理も楽しめる。
上陸困難というのは、船が港に接岸できる確率が高くないということだ。前回は八丈島からヘリコプターを利用して青ヶ島に上陸。予定通り1泊2日した。次回は船で行ってみたい(安いので)。
4.【屋久島】神々の宿る神聖な山
屋久島にも10年くらい前に、ちょっと高級なオーベルジュ型リゾートホテルなどが出来てしまったのが個人的には残念。人工物がたくさん出来てくると、せっかくの景観が台無しに。多くの人はどこに行っても同じような快適さを求めてしまうものなんでしょう。
雨が多い島だけど、屋久島ではあえてキャンプ場でのテント泊をオススメしたい(山中では緊急時を除いて原則テント泊禁止だけどテント持参は必須。基本は山小屋泊だけど満員なら幕営するしかない)。
小さい子と一緒の場合は、白谷雲水峡や縄文杉でのトレッキングに限られるかもしれないけど、屋久島といえば、なんといっても宮之浦岳・永田岳・黒味岳の三岳を、山中2泊3日の無理のない縦走計画で歩いてみるのがオススメ。余裕があれば、モッチョム岳、愛子岳、障子岳なども回って行きたいところ。
ウミガメ観賞やカヌー、釣りなどのほか、海、川でのアクティビティや予備日なども含めれば、島で4泊〜6泊くらいするのが良さそう。
前回、行ったときは4泊5日のうち4日間が雨だった。いつ行くにしても雨天に耐えられる装備は必須でしょう。
遊び終わったあとは、焼酎「三岳」にヤクシカ、新鮮な磯ものでの宴も楽しみ。
5.【利尻島】日本最北の楽園
利尻島は暖かい季節がいい。
テント泊できるところは5箇所ほどあるので、泊まるには便利。
利尻島の周囲は約60kmで、自転車や原付をレンタルしてテント泊道具を担いでぶらぶら巡り、さまざまな場所でテントを張ってみるのもオススメ。
夏のシーズン中はコンブ漁やウニ漁もあって、バフンウニも魅力。
地元で海藻ラーメンを注文すると、市場には出回らないという希少な海藻がふんだんに入った特別な海藻ラーメンなども食せる。
6月〜7月は花が最も見ごろの季節なので、この時期が狙い目。エゾカンゾウが群生したオレンジの絨毯は特に綺麗な景色。
標高1,721mの利尻山は半日でハイキングできるが、途中に水場がないのでたっぷりと水を用意してから登りたい。前回、利尻山に登ったときは雨で眺望がなかったので、次回は利尻山の山頂から北の涯てを望む天上の景色を見てみたい。