【人生の貴重な瞬間と関わる】1枚1枚の写真と誠実に向き合いたい

こんにちは!タレントケアチームのぬっこです(=^・・^=)

以前のブログで前職はカメラマンをやっていたとブログに書きました。今でも写真を撮ることは大好きですし、仕事でも入店直後の仮の宣材写真を撮らせてもらってます(*^^*)

私の仕事への責任感はカメラマン時代に鍛えられたなあ…と思うことが多いのでカメラマン時代印象に残ったエピソードや、私の写真に対する気持ちを書こうと思います

目次

どこまでがカメラマンの責任?

私が働いていたところは老舗の呉服屋さんで、経営の幅を広げるために写真スタジオも増設したようなお店でした。

メインは七五三、成人式、ウェディングと言ったお祝いごとのお写真でした。一生に一度のお写真のため責任は重大です

そんな中、カメラマンの責任ってどこまでだと思いますか?

ピントが合ってないのはカメラマンの腕の問題だと思いますが、ポーズが変なときは?着付けやヘアメイクはどうでしょう?

これは、もちろん専属の美容師さんの仕事だし…どこまでがカメラマンの責任かと言われるとわからないと思います。

正解は上記全部カメラマンの責任です。

何か写真でミスがあるとそれが着付けの乱れでもカメラマンの責任です。初めてカメラを教わった時に「すべてはシャッターをきったカメラマンの責任」と言われそれが今でも印象に残ってます。

着付けがわからなかった頃は、綺麗な着物の姿を頭に叩きこみ、後は自分の感性を信用しながら撮影してました。今でも何か納得いかなかったら、一旦原因を考え微調整して撮影するようにしてます

スマホの写真であっても「まあいいや」と写真を撮るのは、過去何度も責任を背負ってお客様の自宅まで頭下げに行った私が許してくれません(笑)

人生を変える一枚は値段じゃない

やはり私も人間なので金額が大きく動く撮影のほうが気合が入るのですが、その考え方を変えてくれたエピソードを紹介します。

お祝いごと以外にも証明写真やプロフィール写真を撮っていたのですが、選挙用の写真の依頼が2件入ったことがありました。プロフィール写真はカジュアルですし、準備もいらないので2件受けていました。

すると社長から「後から入った1件はキャンセルにする」と言われました。

後々呼ばれて話を聞いた時「選挙には当落がある。2人撮ったら確実に1人は落ちる。人生をかけた写真を撮りに来てくださるのにそれでは不誠実だ」と言われました。

1000円程度の撮影料の写真にそこまで考えたことのなかった私は少し血の気が引きました。多分その話がなければそこそこの写真を撮っていたかもしれませんし、今後写真に関して天狗になっていたかもなあ…と今でも思います。

あの時諦めなくて良かった

お祝いごとの写真といえば家族写真、呉服屋がメインだったので家族全員着物で撮影などもよくありました。七五三の写真だと結構辛くて、お子さんが飽きちゃうとか、着物姿のお母さんを別人だと思ってギャン泣きとかトラブルはつきませんでした。

ある日お客様が予約もなしにお店に入ってきました。女性が一人で「1年前の写真がほしい」と追加注文のご依頼でした。

追加注文はよくあるので対応していたら、急に泣き出してしまったのです。

慌てて飲み物とティッシュを用意し静かに写真が選べるブースへお通しして話を聞きました。聞くと「旦那さんが急に亡くなって遺影用に家族写真がほしい」とのことでした

急いで撮影データを確認するとカメラマンが私…正直年に100件以上の子ども写真を撮っていたのでお客様の名前と顔だけでは、どんな撮影だったか思い出せません。

問題なかった撮影であれ…と思いつつ写真をお出しすると、そこにはその年でもトップ5に入るほどしんどかった撮影の写真が並びました。

データでのお渡しも本来修正入れて1ヶ月いただいていたのですが、今回に関しては即日渡しだし…表情も着崩れも不安と思いつつもお写真をアップにすると、思ったより笑顔で着付けも綺麗なまま撮れてました。

安心しながら写真を選び、軽く修正をかけてお渡しました。お渡しが終わると「お姉さんが撮ってくれたの覚えてます。泣いてるうちの子ども達必死に笑わせて、全員が笑ってカメラ見るまで粘ってくれたから。一番笑顔の写真を遺影にしたかったからダメもとで来たんです」と言われました

あの時お姉さんが撮ってくれて良かったです」と帰り際に言われたのは今でも忘れません。

カメラマンをしていると「写真きれいでした」「可愛く撮れてました」などと言われることは沢山ありました。

でも「貴方が撮ってくれて良かった」と思ってもらえたのはこのときが初めてでした。撮影したときの私が諦めていたら、最期の一枚に泥を塗っていたのかもしれない。諦めなかったから人生の最期に関われたのだと思いました。

風俗業界での写真でも変わらない

今はスマホで撮っているのでカメラマン時代より撮ること自体は簡単になっています。その分ちゃんと考える時間や余裕はできたので、今のところキャストさんの撮影でも「これでいいか」と思ったことはありません。

人生で一度きりではないですが、風俗における写真というのは強い集客力を持つものだと私は思ってます。

予約が入らなければつらい思いをする、たくさん予約入れば働きやすい環境をつくれる。

写真だけが全てではないですが、写真というのは自分のエゴが出やすいものだと思っているのでいつまでも誠実にキャストさんと写真と向き合いたいです(*^^*)

何かを抱えてキャストとして面接に来てくださる方も多い中、キャストさん達を裏切らない写真を今後もずっと撮影していきたいと思います!

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この記事を書いた人

タレントケアチームのぬっこです!前職はプロカメラマンでした(=^・・^=)
趣味はサーフィン・キックボクシング・筋トレ。ゲームと食べる事が大好き!

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