埼玉店舗スタッフの川藤です。
自分はこの仕事をする前にバーテンダーをしていたと以前お伝えしたことがありましたが、正確にはバーテンダーの後に焼肉屋でも数年働いていました。
バーテンダー時代のお客様が、新店を渋谷に立ち上げるので手伝って欲しいと言われ、人として尊敬出来る方でしたので二つ返事で受けました。
今回はその頃の事を書きたいと思います。
バーデンター時代
30代半ばの頃だったと思います。
焼肉屋を経営するM社長は、週一くらいのペースで飲みに来てくれていました。
1年前に目黒で1店舗目を出店し、順調に売り上げて早くも2店舗目を出店するとのことです。
M社長「今度渋谷で2店舗目を出店するんだ。」
自分 「すごいですね。目黒の次は渋谷ですか?いい所に出しますね。」
M社長「目黒が順調なので、いい物件情報が来て勝負したいんだよね。ただ人手が。。。」
自分 「なかなかこれっていう人材はいないですよね。」
M社長「いや、目の前にはいるんだけど。うんと言ってくれたらと思って。」
自分 「はい???何の話ですか?」
M社長「Kさん、僕と一緒に働いてくれないか?ここで働くあなたを見ていて、ずっと思ってたんだ。ただ自分が飲める場所がなくなるのもあって声をかけるのが遅くなってしまったんだよね。」
M社長は関西のヤンキー出身
昔は経営どころか九九すら出来なかったそうです。
料理人を目指し修行を積んで所帯も持ち、人生を賭けての独立だったと思います。
男として、人として、非常に尊敬出来る方で、自分もこの人と一緒に働きたいと思えるエネルギッシュで、パワーに満ち溢れる人でした。
自分の答えは
「M社長、そんな風に言ってもらえるのは光栄です。そんなに若くないですが、自分もぜひM社長と一緒に働いてみたいです。よろしくお願いします。」
そしてこの後、M社長の経営する焼肉屋にお世話になるのですが、今の自分があるのはM社長のお蔭といっても過言ではないくらいたくさんのことを学ばせて貰いました。
バーテンダー時代。目の前のお客様の元で働くことになるとは思ってもみませんでした。これが転機となり人生は思わぬ方向へ・・・。
つづく・・・
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