こんにちは。女性店舗スタッフの海野ちゃんです!
変わりゆく上野の「昼飲み」
上野といえば何を思い浮かべますか?上野動物園?恩寵公園でのお花見?
私にとっては昔から「昼飲み」の街です。
千葉県の常磐線沿線で育った私にとっては、上野は手軽なターミナル駅で、お買い物や食事、デートにも使えるマルチなエリアでもありました。
飲みに行くにも便利で、「昼飲み」についても昔から有名で、なかなか渋めのいいお店がたくさんあるって思っていたんです。
仲のいい友達とはオシャレなカフェに行くのもいいけど、ビール瓶のケースを逆さまにした椅子で、イカ焼き食べながら焼酎を飲む!というのが、なんでも言いたいことが言えたりする唯一の空間でした。
松戸でもダメ(地元です)、北千住でもダメ、やっぱり上野のちょっとダサい感じがすごく落ち着くなと思ってました。
しかし!私の好きな上野と、最近の上野のイメージには乖離があるなと最近痛切に感じてしまいました;;
まず上野の昼飲みといえば、アメ横やガード下でオジサン…言い方はよくないけどサラリーマンではなく、定年迎えてお昼が暇になったおじいちゃんとか、ドカタ系のお兄さんとかでわちゃわちゃにぎわっている。そんなちょっと「コキタナイ」イメージだったんです。
サラリーマンはほとんどいない。だからこそのちょっと独特なガヤガヤ感が妙に居心地よくて。若者もいないことが結構ポイント高くて好きだったんです。
今や若者だらけの上野
でも今、上野に降り立ってみると、街が若者だらけ。とにかく若者だらけなんです。
「ウエーーーーイ」のノリです。ナンパも横行。外国人旅行客も大勢で「ウエノシティ、GOOOOD」って感じになっています汗。
「あれ?ここ?上野?」という感覚。
新宿や渋谷みたいなガヤガヤ感やノリは私世代には落ち着かなく、居心地も良くない。若者のいないお店もありますが、メイン通りではなくちょっと離れたところでないとなかなか見つけられなくなってきました涙。
コロナ前と後の変化
いつから?と振り返ると、コロナ前と後で大きくその客層が変わったような気がします。
コロナ禍で居酒屋が軒並み営業できなくなったあのとき、上野は外飲みで換気ができるという理由からか、唯一早くからお酒の提供を許していた地域だったと思います。
そのため、あそこに行けば飲める!という情報がsnsやYouTubeで伝わり、人がどんどん集まる結果になりました。(なったのだと思います。)
人の増加により、お店も増えましたが、それ以上に人口が爆発的に増えた故に、どこのお店も大繁盛で並ぶとかもザラ。
立ち飲みで並ぶってなんか違うなと思ってしまうから、なかなか足遠くなってしまいます。サクッと入れてサクッと出られるのが魅力なはずなのに、立ち飲みするために30分並ぶのは億劫。
それでも上野は好き
今や「どこにでもある街」になってしまい、若者たちにどんどん認知されている上野を見ると少し寂しさを感じています。さて、大人が落ち着いて飲める街はどこなんでしょう?ちょっと探してみようかな。
あ、でもでもそれでもやっぱり上野の雰囲気は好きです。過ごしやすい気候になってきたし、パンダでも見に行こうかな?