こんにちは。システム開発チームの飯豊です。
今回は、山での活動を通じてSDGsにも少し関わる話です。
登山道整備ボランティア
今まで、いろんなトレイルを歩いて楽しませてもらってきました。
最初は歩くことで精一杯でしたが、経験を積んでいくと、歩きっぱなしで済ますのではなく、自分が楽しませてもらったことを次の人にもつなげていきたいな〜と思うようになり、登山道整備や清掃のボランティアに参加する機会も増えてきました。
登山道整備ボランティアは、参加費無料で小屋宿泊や三食の食事も無料。それどころか交通費補助が出ることもあります。
お金をかけずに山で過ごせて、いろんな方から自然や動植物について、または登山文化に関わる問題など、さまざまな話が聞けます。山や自然に対する理解を深める良い機会でもあります。
通常の登山とはまた違った楽しみも増えます。
自然公園で行政の管理が行き届かない
国立公園や国有林域は、法律上の土地所有者や管理者が定められていて、関係省庁や行政機関、自治体で維持管理などを行なっているはずですが、手が及ばない登山道も多くあります。
そういうところは、一部の登山者が勝手に我が道を切り拓き俺の道を行ってしまい、自然公園の特別保護地区や特別地域の植物が踏み荒らされてもいます。
ひどいケースだと希少植物の盗掘までやってしまう輩もいるとのこと。
そういうことがないようにするため、また、これからいろんな方々に山を楽しんでもらうために登山道の整備は重要です。
日本は登山に関わる制限が多い
日本には登山を制限する法律・条例がたくさんあり、登山は規制の対象になっています。
その規制を守った登山をすることはもちろんですが、規制を守りやすくするためにも登山道の整備は不可欠。
欧米の多くの国では、登山を含めて自然のなかでの行動が法律等で保障されており、登山を簡単に制限できないようですが、日本では登山行動が制限されていて保障もありません。
現在、日本の登山行動は法律の隙間で「黙認」されているのが実情のようです。バリエーションルート、雪山、沢登り、岩登りや、そのときのキャンプ・幕営などは「黙認」されている場合が多いのですが、法律での保障はなく規制が多いので簡単に制限されることもあるようです。
地道な活動の積み重ねで生活を楽しく
自治体、行政などによる登山道整備が追いつかず、市民協力による登山道整備が増大する状況にありすぎるのも問題かもしれませんが、みんなでコツコツと活動を積み上げていくことが定着したら山遊びがもっと面白くなるはずです。
登山道整備市民が増えれば、山で勝手に「俺の道」を歩かれて自然環境が荒らされてしまうことも減るでしょう。