錦糸町エリア店舗運営スタッフ・いとうです!
前回に引き続き『首都圏で活躍するデュアルシート車両』のお話です。
首都圏を走る人気のライナー列車
前回紹介した東武鉄道のTJライナーや京王電鉄の京王ライナーは、需要も高くて人気の列車となっています。
THライナーは今後に期待できる列車ですが、ほかにもデュアルシート車両の鉄道が結構あるみたいです。乗ったことのあるのもありましたが、新たに導入しているところも結構あるみたいですね!
正直、少し飽きてきましたが、まだ紹介していない列車もあるので続けてみます。
西武鉄道や東急電鉄でもデュアルシート車両が導入されていますが、少々特殊な運行を行なっています。どのような特徴があるのか見ていきましょう。
西武鉄道のS-TRAINと拝島ライナー
西武鉄道もデュアルシート車両を導入しており、西武池袋線をメインに走行するS-TRAINが走っています。
S-TRAINは40000系車両が使用されていますが、ほかの鉄道会社のデュアルシートとは異なっている点もいろいろとあるのです。
それは、1号車と10号車に車椅子やベビーカーの専用スペースが設けられていること、4号車にはトイレが設置されていることです。
このような設備があるのは、令和5年4月の時点では西武鉄道の40000系車両のみとなっています。
また、S-TRAINは平日と休日で行き先や停車駅が異なっているのも特徴です。
平日は朝が所沢始発の豊洲行きで、東京メトロ有楽町線に直通し、保谷駅にも停車します。
夜は豊洲始発なのですが、小手指行きで練馬にも停車します。しかも、西武池袋線の起点駅でもある池袋を通過するのも見どころと言えるでしょう。
休日は東京メトロ副都心線、東急東横線、みなとみらい線に直通し、元町・中華街から最大で西武秩父までを走行している長距離運用となっています。
平日は通過する池袋にも停車しますが、降車専用駅となっているので注意しましょう。ちなみに平日は停車する保谷駅も休日は通過します。
西武新宿線および西武拝島線でも40000系のデュアルシート車両は運行されていて、拝島ライナーという名前になっています。
拝島ライナーは平成30年から運行が開始されましたが、当時は夜の下りのみの運転でした。現在では朝の上りでも運行されています。
東急電鉄のQシート
東急電鉄でも平成30年からデュアルシート車両を導入していて、名前はQシートとなっています。
Qシートは列車全体がデュアルシートになっているのではなく、一部の車両のみデュアルシートとなっているので、JRのグリーン車のような感じだと言えるでしょう。
令和5年4月時点では、東急大井町線全線と東急田園都市線の長津田を結ぶ急行列車のみに導入されています。
今後は東急東横線でもQシートが導入される予定となっており、東急東横線と直通している路線でも、Qシートの車両を見かけるようになります。
ただし、令和5年4月時点ではまだ東急東横線内でQシートの運行は行なわれておらず、一般車両としてロングシートで運行されています。
料金はどこの駅から利用しても一律500円となっていて、とてもわかりやすいです。また、夜のみの運転となっているのも特徴です。
複数の鉄道会社で導入されているデュアルシート車両
首都圏の私鉄では、複数の会社がデュアルシート車両を導入し、通勤時間帯を中心に座席指定のライナーとして運行しています。
紹介した以外にも、デュアルシート車両を導入している会社がいくつかありますので、気になった人は調べてみてください!