こんにちは、五反田エリア店舗運営スタッフの佐藤です。
ずっと行きたかった相撲部屋見学
新型コロナウイルス感染症の分類が「2類」から「5類」に引き下げられました。感染症法という基準があるらしく、感染力を1~5類に分割し、今回、公にコロナ陽性者と濃厚接触者の外出自粛は求められなくなりました。
このように規制緩和が進んでおりますが、コロナ期間中はやりたいことを我慢していた方も多いのではないでしょうか?
私もコロナ流行前、ぜひ一度ナマで観てみたかったのが「大相撲」です。
特に熱狂的なファンというわけではないのですが、野球、サッカーという日本の2大プロスポーツより歴史が古い相撲は、現在のルールや制度が決まってから約400年の伝統があります。国技と言えば「相撲」を想像する方も多いのではないでしょうか。
そこでこのたび、コロナ前に一度観てみたかった「相撲見学」に行ってみることにしました。
近所に新しくできた相撲部屋を発見
一般的に力士の稽古は、朝早くから行なわれ、墨田区、葛飾区に集中しており、自宅からはやや遠い!
いろいろ調べてみると、なんと「雪谷大塚」に1年ほど前、相撲部屋創設の情報を発見!自宅から30分もかからない距離です。
いきなり行っても見学できないので、前日に電話にて予約。意外でしたが、あっさりしすぎるくらい簡単に許可が下りました!
しかも親方は、2020年現役引退するまで6年間、大関を張り続けた名力士。幕ノ内優勝を全勝にて1回成し遂げ、腕の筋肉を部分断裂しながらもサポーターも着けず、相撲を取り続けたという豪傑力士でもあります。
緊迫した雰囲気の稽古風景
当日、少し緊張しながら現地に到着すると、後援会の方らしき女性に声をかけられ、土俵部屋へ。
前もって、相撲見学の一般的な礼儀を調べてからうかがいました。特に写真撮影は必ず許可を取る必要があるとのことでしたので、稽古前の力士に相談しました。OKとのことでしたので、邪魔にならないよう、ある程度の距離を取りながら写真を撮り始めました。
稽古が始まり、30分ほどすると親方が登場!すぐ立って挨拶しましたが、ギロっと睨まれ、格闘家の迫力にあらためて驚かされました。
しかも親方が入ってきた瞬間、10人ほどいた力士の緊張感が一気に上がり、部屋の雰囲気も一瞬にしてピリッとしたものに変貌!
次第に、稽古にも熱が入り、親方も言葉数は少ないですが、都度、指導の言葉を投げかけていきます。子弟関係と言いますか、親方の絶対的存在、弟子の則する態度、まさに武道ですね!
その間も撮影をしていると、なんと親方が「勝手に撮るのやめてもらっていいですか?」と、まさかの注意!
あれ?さっき許可は取ったんですけどと一瞬言いかけましたが、先ほどの上下関係を見せられると「誰が勝手に許可したんだ!」と、なりかねない雰囲気でしたので、ここはグッと我慢!
2時間ほどの見学を終え、少し凹みながら家でテレビを見ていると電話が。。。
一瞬「出入り禁止?」が頭をよぎったのですが、まさかの「先ほどの撮影の件、すみませんでした。親方も勘違いしたようで謝罪しとけと言われたもので…」との内容。
こんな一見さん相手への気遣い!にちょっと感動しながら、やはり人にかける言葉には力があるんだなと思わせる出来事でした。