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「妖魔士団」の軍団長・ザボエラ
前回のブログでは、何回敗れてもひたすら成長して己を高めるハドラーという素晴らしい男を紹介させていただきましたが、今回はハドラーとは対照的な男を紹介いたします。
今回も味方キャラクターではありません。敵役の「ザボエラ」という男です。
見た目は単なる小柄な老人ですが、前回紹介したハドラーが率いていた魔王軍の中の魔法や幻術を得意とする「妖魔士団」の軍団長になります。
このキャラクターもハドラーと同じように、主人公ダイたちの前に何度となく立ちふさがる強敵です。
でも、ハドラーやほかの幹部たちと明らかに違うところがあります。それは「自分の手を汚さずに、ほかの者の手を使う」ということです。
超魔ゾンビとなって立ちはだかる
例えば、のちダイたちの仲間になるクロコダインが魔王軍だった時には、一度ダイたちに敗れたクロコダインに対して「居場所がなくなる」などと脅したりします。
あくまでも自分は直接手を下さず、他人の手を使って敵を倒すというやり口であり、あきらかに卑怯な戦法…。
最終局面では手下のモンスターをすべて倒されてしまい、魔王軍の最高幹部であるミストバーンを利用して、その場を切り抜けようとします。が、そこでミストバーンから辛辣な言葉を吐きかけられます。
「人生のツケというやつは最も自分にとって苦しい時に必ず回ってくる」
「…たまには自分の手足を動かせ…!」と…。
この言葉を最後にミストバーンは戦場から姿を消してしまい、ザボエラは見捨てられて遂にひとりに…。
そんな彼の最終手段が超魔ゾンビです。倒れた敵のモンスターたちの死体を元にして造り上げた超魔生物の進化系として、ダイたちの前に立ちはだかります。
この時のザボエラのひと言が、まさに彼そのものを表す言葉でした。
「自分の肉体は一切傷つかずに思い通りに動かせて なおかつ一方的に敵をいたぶれる…」
この発言は「悪魔の頭脳」「最低の発想」と、ダイの仲間たちからも酷評を受けてしまいます。
他人を利用して出世してもいずれは破滅する
その後、超魔ゾンビと化したザボエラは、ダイの仲間たちを圧倒して全滅寸前にまで追い詰めます。
しかし、そんな超魔ゾンビも魔族であるロン・ベルクの最終奥義である『星皇十字剣』で十字に切りつけられ破壊されてしまいます。それでもザボエラはしぶとく生き延びますが…。
逃げようとしてるところを、かつて自分が利用したクロコダインに発見され、とどめの一撃を刺されるのでした。
巷には自分の手を汚さずに、他人を利用して自分が出世していくみたいな会社員も多いようですが、いずれはこういった形で自分に返ってくるという教訓とも受け取れます。反面教師としてなかなか考えさせられるキャラクターでした。
ザボエラもそうですが、ミストバーンが言った「人生のツケというやつは最も自分にとって苦しい時に必ず回ってくる」「…たまには自分の手足を動かせ…!」という言葉が大変印象に残りました。